2014年12月10日水曜日

世界の平和の流れ

世界では紛争を戦争にしない努力がはじまっています。
2003年のイラク戦争は大量破壊兵器を口実にアメリカが武力介入しました。
現在は泥沼化しイスラム国のようなテロ組織をつくる原因になりました。
しかし、2013年のシリア問題ではアメリカは武力介入できませんでした。
「戦争反対の国際世論」が国際政治を動かし、国連がシリアに対して化学兵器の廃棄を義務ずける外交的解決の道を開きました。
また、化学兵器がなくせるなら、核兵器もなくせるのではないかという運動に広がり、外交解決の力が発展しています。

また世界に軍事同盟は3つしかありません。日米、日韓、NATO。
東南アジアはベトナム戦争の教訓から軍事同盟をなくしました。
東南アジア条機構は廃棄され、今は東南アジア友好協力条約となり、
世界の57カ国、世界人口72%51億人の大きな平和の流れをつくっています。
世界の本流は武力ではなく外交力です。

ASEAN具体的には、紛争を平和的に解決する「平和的安全保障」の新しい考えから 平和の地域共同体をつくり文化•経済発展の違いを尊重しあって共同で発展していく。
年間1000回以上の会合をする事で発展の方向に進みながら紛争があってもすぐに対応してエスカレートさせないという努力がつづけられています。

この努力は国際的にも認められました。
アジア政党国際会議には与野党の別なく、思想信条の違いを超えて29の国から75の政党が集まり、アジアの発展について話し合います。
9月のスリランカで行われたコロンボ宣言では「ASEANのような平和協力の枠組みを全アジアに広げる事」が全会一致で採択されました。

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